こんにちは。カブです。
前回の投稿で話した通り、塗った材木が早速現場で使われたそうなので、写真を送ってもらいました。
使われたのは、家の外壁。上側の黒に近い色の板が
私が塗った板です。誇らしいですね。
上の写真やこの写真を見て、なんで上半分だけなんだと
思うかもしれませんが、この上半分、元は土壁なんですよね。
経年劣化と、後から話す理由も相まって、土壁の部分を
封鎖するに至りました。
さて、その理由ですが、見当のつく人もいるかもしれません。
その名は、クロスズメバチと言います。
クロスズメバチは別名地蜂と呼ばれ、
(今回の現場がある地域ではドロンバチと呼ばれていました。ドロバチとは別物です。ややこしいですね。)
主に泥や土など地中に巣を作って生息する蜂なんですが、
土壁はもちろん雨風がしのげる狭い空間ならどこにでも住むそうなので、よく家の庭やシーズンオフで使われないタイヤの裏なんかに居候します。
このお宅は相当蜂にとって優良物件だったらしく、三枚目の写真の一番手前の辺り、かなり荒らされていました。
巣の駆除にあたった吉安は軽いトラウマになっていらっしゃいました。
ちなみに、地蜂の幼虫は『蜂の子』と呼ばれ珍味として重宝されています。
まあ、家を荒らす無法者を食べようという気にはなりませんがね。
とにかく、巣を除け、土壁を封鎖し、ついでに蜂除けスプレーもばっちり撒いておいたのでしばらくは安心でしょう。
ご依頼ありがとうございました。では、また。