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Case : 床〈追い張り〉

2021年9月15日

こんにちは。カブです。

施工実績には上げていたのに、こちらで紹介してない事例があることに

先ほど気付いたので、急遽今週の投稿内容はこれになりました。

依頼の内容は、床板の貼り替え。

「床がボヨンボヨンする」とのことで、

シロアリの被害などを心配されてのご依頼でした。

原因を突き止めるため、まずは床下を点検。

シロアリの被害…なし

根太(後述)の腐敗…なし

どうやらボヨンボヨンの原因は

床板そのものの経年劣化だったようです。

ここで根太の説明。根太(ねだ)とは、上の写真に写っているような床板を支える角材のことで、

この下には根太を支える大引(おおびき)を挟んですぐ地面なので、

根太に異変があることは床が抜けることに直結します。

床下に異常はなしという事で、施工開始。今までの床板の上に、新しい床板を貼っていきます。

追い張りという工法で、リフォームではこのやり方が主流です。

新しい床板は明るめの『ライトブラウン』で、玄関全体が明るめな印象になりました。

ご依頼ありがとうございました。

この先はおまけです。シロアリについてのアレコレや、

シロアリの危険性があるパターンについて紹介します。

どんな建物にもありうる話なので、一度確認してみてもいいかも?

さて、まずはシロアリとはそもそもどんな生物なのか。

アリと名前についてはいますが、共通点は見た目だけ。

どちらかというと黒くて素早いアイツの仲間だそうです。(名前は出したくありません)

生きていない植物を好んで食べ、適度な水分があり日光や風をしのげれば、

そこはシロアリにとって楽園のようなものなので、

キッチンや風呂の水回りからくる湿気、豊富な材木がある家屋は

シロアリにとっても住みよい家というわけです。

といっても当然玄関から入ってくるわけではなく、

外からじわじわと近づいてくるので、シロアリの魔の手が迫っている家では、

まず庭にある木材や枯れた植物が標的になります。主に杭やフェンスの根本ですね。

…すごく長くなりそうなので、家屋に侵入しているサインについては、次回お話しします。

では、また。